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同性愛者の政治家の矛盾と苦悩を描き、物議を醸しているドキュメンタリー映画『アウトレイジ』(原題)について、カービー・ディック監督に話を聞いた。本作は、同性愛者の権利を左右できる権限を持ったアメリカ議会にいる、同性愛者であることを隠す議員(クロゼット議員)が、同性愛者の権利(結婚や養子縁組など)に反対票を投じる矛盾行為と、政界の偽善を追求したドキュメンタリーだ。追求過程で、クロゼット議員の同性愛経歴を赤裸々に暴いていることでも話題となっている。

 クロゼット議員を世間に公表することで、当事者のプライバシー侵害については考えなかったのだろうか? 「まずこの映画は、はっきりと暴露することに関しての境界線を引いているつもりだ。言及しなければいけないのは、この映画が、ゲイの政治家を描いたものではなく、同性愛者の権利に反対の投票をし続けるクロゼット議員たちの偽善行為を描いたものだからね。暴露すること自体に議論が集中し、肝心の重要な問題が不透明になる可能性はあると思う。しかし、このクロゼット議員たちが、議会でもたらす心理的な抑圧を理解しなければならないんだ」と主張するカービー監督。

 クロゼット議員の対象者に、現フロリダ州知事チャーリー・クリストや前ニューヨーク市長エド・コッチらが含まれている。「彼らからの抗議は今のところはない。彼らは、非常に理知的な政治家で、あの地位にいることができたのも、その問題を完全に無視してきたからなんだ。映画が正式に公開されてからはリアクションがあるかもしれないけど」と述べた。劇中では、選挙戦の際に、別の候補者からクロゼット議員であることを暴露されている一面もある。また、実際に彼らと交流していた同性愛者からの話も聞き出してもいる。

 元ニュージャージー州知事ジム・マッグリービーは、同性愛者であることをカミングアウトし、自ら辞任している。「彼が公共のメディアを通してカミングアウトしたことは社会にとって大きな進展だと思うよ。アリゾナ州下院議員のジム・コルベなんかは、クロゼット議員であることを暴露すること自体に反対だったが、自らカミングアウトして前進することができたんだ」と今後の変化を期待しているようだった。だが、元アメリカ副大統領ディック・チェイニーの次女メアリーは、同性愛者であることをカミングアウトしており、立場的にも影響力のある人物にもかかわらず、目立った活動をしていないと嘆いていた。

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